「食事後の眠気」実は危険!?
最近食後に寝落ちしてしまう…
「仕事の合間のランチ後に急激な眠気に襲われ午後の仕事が全然集中できない…」「仕事を終わってクタクタで家に帰宅しご飯を食べてすぐ、ソファーの上でゆっくりしていたら知らぬ間に寝落ちしてしまった…」そういった経験は誰にでもありますよね!
しかし、この現象が日常茶飯事という方、本当に仕事もままならないレベルにある方は要注意です!!
本日は食後の眠気の原因について、また眠気の対象法についてお話しします!
食後の眠気の原因
食後の急な眠気や、ボーッとしてしまう、そのような症状の原因はご飯や小麦食品といった糖質の摂りすぎが原因であると考えられます。一般的に体内で食べ物が消化され始めると、血中のブドウ糖量が増加し、血糖値が上昇します。血糖値が上昇すると、血糖値を低下させる働きのあるインスリンというホルモンが分泌され、だいたい2時間前後で元の数値に戻ります。
しかし、糖質を摂りすぎると一気に血糖値が上昇し大量のインスリンが分泌が必要となります。この状態の時にインスリンの分泌が追いつかないと、過血糖という状態になります。この状態がが長引くとブドウ糖が脳に行き渡らず、急な眠気や、ボーッとしてしまうという症状になります。この血糖値の急激な上昇降下の状態を『血糖値スパイク』と言います。
過血糖は食後の2〜3時間の間にあらわれ、空腹時にはあらわれません。ですので、健康診断では気づかれないケースが非常に多く隠れ糖尿病予備軍とも言われています。
この高血糖を放置すると、血糖スパイクが続き血中に余った糖が体内の組織や細胞に溜まり「糖化」という反応が進みます、糖化が進むとくすみや、しわ、シミなどの老化の原因になったりします。また白内障や認知症などの病気を引き寄せる原因にもなると言われています。
また高血糖の状態を放置すると糖尿病が悪化するだけではなく、神経障害、心筋梗塞、アルツハイマーなどのリスクを高めるとも言われています。食後に強い眠気や倦怠感か長引いている方は、糖尿病を疑ったほうがいいかもしれません。
解決策
糖質の量を減らす
前で述べたようの糖質の過食が高血糖をもたらしています。ですので白ご飯、パスタ、パンなどの食事の量には特に気を配りましょう。いつもお腹いっぱいになるまで食べていた方は腹8分目を意識し、糖質の摂取量を減らしていきましょう。
また、GI値の低い食品を進んで食べることも大切です。玄米、オートミールといった食品を今まで食べていた白ご飯、パスタ等と置き換えて食べることで高血糖を抑制することができます。
食べる順番を意識する
野菜が多いサラダなどの食べ物を食事の最初に持ってくることを心掛けましょう。食物繊維の豊富な野菜、キノコ、海藻類を先に食べることで、糖が腸に吸収されるスピードを遅らせることができます。最初に野菜を食べることでその後におかずと主食を一緒に食べても効果を高めることができます。
夜間の睡眠の質を改善する
食後に眠くなってしまう方は、そもそも夜に質の良い睡眠がとれていないか、睡眠時間が短い可能性があります。日本人は海外の人と比べても睡眠時間が短いと言われています。夜間の睡眠を改善することで、食後の眠気を解消しやすくなるでしょう。
睡眠の質を改善するために、
- ベットに入る30分前に湯船に入る。
- ベットに入る3時間前には食事を終わらせる。
- ベットに入って寝る準備が整ったらスマートフォンは触らない
- 自分お体に合った枕を使う。
まとめ
- 食後の眠気は高血糖が原因!
- 食後の眠気は大きな病気のサインかも…
- 糖質の量を意識的に減らす!
- 食べる順番を意識する!
- 夜の睡眠を改善する!